正常月経周期について


 ホ ル モ ン と 月 経 周 期 の し く み


月経(生理)の始まった日から、次の月経の始まる前の日までを、゛月経周期″と言い、通常は28日周期です(月経の始まった日を月経周期1日目と言います)。月経周期がいつも25日以内のときを頻発月経、反対にいつも36日以上のときを希発月経と言いますが、どちらも正常排卵周期とは言えず、なかなか妊娠しないなどの原因となることもあります。

女性の性周期をつかさどる中枢は脳の視床下部にあります。月経周期は、この視床下部からゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が分泌されることから始まります。このGnRHが下垂体にはたらき、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)という2種類のホルモンを分泌させます。これらが卵巣にはたらき、以下に説明する卵胞期、排卵期、黄体期(分泌期)、月経期といった一連のパターンをつくります。



 (卵 胞 期) 基 礎 体 温 の 低 温 相 に あ た り ま す


FSHとLHのはたらきによって、卵巣では卵子を含む卵胞が次第に発育してきます。この卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)が盛んに分泌され、子宮内膜が再生されます。



 (排 卵 期) 28 日 周 期 の 方 で は 月 経 周 期 14 日 目 頃 で す


卵胞からのエストロゲンが血中に増加してくると、これが視床下部、下垂体にもはたらきかけ、一時的に大量のLHの分泌(LHサージ)が誘発されます。このLHサージが引き金となり、成熟した卵子が卵巣から飛び出します。これを排卵といい、排卵された卵子は卵管に取り込まれ受精を待ちます。また子宮内膜は厚みを増していきます。



 (黄 体 期) 基 礎 体 温 の 高 温 相 に あ た り、 正 常 で は 11 〜 14 日 間 で す 


排卵後の卵胞は黄体となり、エストロゲンと黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この2種類のホルモンによって子宮内膜が増殖して厚くなり、受精卵が着床しやすい状態がつくられます。




 (月 経 期)


受精卵が着床しないと、黄体は萎縮し退化します。それに伴ってエストロゲンとプロゲステロンの分泌は急激に減少するため、厚みを増していた子宮内膜は剥離し、その時に起きる出血とともに子宮口から体外へ排出されます。これが月経です。